Reported by Wakana in USA.
アメリカ大統領選挙
恐らく日本でもかなり話題になったと思う今年の大統領選挙。4年に1回の選挙に運良く居合わせる事ができましたので、様子を報告します!
アメリカの選挙は日本と違う?
日本の選挙をそれほど理解している訳ではないので、完全な比較はできないのですが、
日本とは違うよな〜っと思った事をあげていきます。
1)アメリカの選挙は4年に一回。11月の最初の月曜日の次の火曜日と決まっているとの事。日本は日曜日でそれが普通だと思っていたのですが、国によって違うんですね。今年は、1日が月曜日だったので、最短の2日(火曜日)が選挙の日でした。有権者(18歳以上)は学校の始まる前後を利用して投票場へ向います。
選挙当日の新聞
2)この日は、大統領選挙だけではなく、副大統領、上院議員や下議院議員、市長などの選挙も併せて行われます。(でも日本みたいに選挙カーもウグイス嬢もいません。立て看板や新聞などでのアピールが主なようです) また、新法の設立の為だと思うのですが市民に「この法律はYes or No」みたいな意見を聞く場でもあります。(例えば、同性結婚は?Yes or Noみたい感じです。)
3)投票の方法は各州によって違うようです。カリフォルニア州は前回はピンで穴をあける方法だったようですが、穴がうまく開かず機械が読み取れなかったなどのトラブルが発生したようで、今回はマーク式(鉛筆で線を引く)になったよう(原始的になった?)です。投票を終えた人は「選挙しましたシール」をもらえ服に貼っている人も見ました。
これが「投票しました」シール
4)今年の選挙は特に注目されていたようで、投票率もとても高かったようです。正確にはわかりませんがおそらく70%くらいの人(もっと?)が投票したのではないでしょうか。また、歌手(ブルーススプリングスティーン、スティービーワンダーなど)も自分の応援する人の為に歌ったりと日本とは違うな〜っと思いました。
ケリーもがんばっていたんですけどね,,残念
5)大統領選挙はまずどちらが勝ったかが州単位で争われます。どちら(今回はブッシュ(共和党)とケリー(民主党)が勝ったかでその州毎に決められた選挙人数が入ります。この選挙人数の合計で勝った方が大統領になれます。選挙人数はアメリカ全土で538人であるため、過半数の270人を集めた方が勝ちという事になります。ちなみにカリフォルニア州で勝つとアメリカ最多の54人の選挙人が獲得できます。今回カリフォルニア州は、ケリーが優勢であっさり54人は確保できたんですが…。
6)選挙の勝ち負けは270人を獲得した方と書きましたが、勝ち負けが明らかと思われた時点で負けた方の候補者が勝った方に「君が勝ちだよ。おめでとう。よろしく頼む。」みたいな感じの電話を掛け,勝負は終わります。その数時間後、テレビで公式な負け宣言が国民に向けて行われます。今回私も見たのですが、支持者たちは悔し泣きをしていました。その約1時間後、公式に勝利宣言が行われます。
今回の大統領選挙はイラク戦争などの関係で世界中の人が注目していたと思われます。選挙権のない私たちにとっても非常に興味深く、この4年に一回の選挙の場にいられたのはとてもラッキーでした。またもちろん国民にとって今回の選挙はケリーかブッシュかで相当悩んだ人もいたようで、夫婦間で会話がなくなり離婚が増えるんじゃないかっと社会問題になりつつあるなんて事も聞きました。(日本ではそこまで悩む人もあまりいないのではないでしょうか?)
選挙は終わりましたが、今アメリカは2つに分かれているような感じがあります。国民の約半分(ケリー支持者)は、今後も一つの国としてやっていくのにいろいろ乗り越えなければ行けないと感じている事がわかります。私たちにとってもアメリカはイラク戦争、テロなど何かと重大な地位を占めている訳ですからしっかり頼む!っと願うところです。
うーん,こんなに真面目なホームページ今回が最初で最後かな、、、
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